幕末から明治期に使用された折り畳み式の日時計・方角計・水平器の役割も担う正午計です。和時計の時刻合わせにも必要で正確に南中を利用して正午を知ることのできる優れものです。小さな構造の中に立体支持・垂直振子・方角磁石・水平ネジが組み込まれ、現代の「カード式」に近い、コンパクト収納が可能な設計仕上げられています。江戸期の大工職人の建築技術向上に一役買った道具でもあります。時代経過の汚れや多少の劣化はございます（木製ケースは経年によるスライドのガタツキ等も確認できます）が全ての部品が揃った非常に精密な仕上げだと思います。
 時計本体サイズ： 約 6×3×1㎝  45ｇ  ケースサイズ：約7×4.3×1.8cm  27g
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