ゼネラルトランス販売の0.1Wフルチューブギターアンプキットを使用したギターアンプになります。クリッピング回路については歪が増すものの音量が下がりすぎるためスイッチはプリ初段のブースト有り無しのスイッチに変更しています。(チャンプも年式で初段のコンデンサ容量が異なるようで、コンデンサ容量切り替えでゲインを可変しています)プリ、パワー共に12AX7を使用するという大変面白いコンセプトのアンプです。アンプのみの出力ですと最大ボリュームでクランチ程度の歪みになりますが、一軒家でならクレームの来ない範囲での音量かなと思います。よく言われる真空管アンプの手元ボリュームでのゲイン操作も体感できます。ブースターやオーバードライブでレベルをプッシュすると歪も深くなり音量も0.1Wと思えないレベルまで音量とゲインを稼ぐことができます。楽しみ方としては安物でも構いませんので、ブースト用のペダルを用意するとより楽しめます。空間系併用はパワー管が歪みやすく、エフェクト音が濁り意図したサウンドにならないので、シンプルにアンプ直orブースター(もしくはオーバードライブ)1発で楽しむアンプかなと思います。そのため真空管アンプのクランチにリバーブをかけていい感じの音作りをしたい場合はマイク収音にリバーブをかけるやり方になるかと存じます。真空管アンプのパワー管まで歪ませる使用法はシングルエンドのフルチューブギターアンプでもなかなかできないことですので、真空管アンプのお作法を学ぶことができます。付属真空管はJJのECC83Sになります。こちらのアンプはプリ、パワー管兼用のため真空管変更により出音の変化が大きいです。12AX7は入手性がよく、Amazonでもいろいろな12AX7が販売されているので様々なタイプの12AX7管をお試しいただければと存じます。スピーカー出力は8オームです。16オームでも使用可能ですが音量は下がります。夜間に現実的な音量で”ガーッ！！”とやる為に入手したのですが、赤ちゃんが誕生したため夜間に”ガーッ！！”っとできなくなってしまったので泣く泣く出品いたします。